初心者向け
目次
☆笑うから、楽しい
泣くから、悲しい。
笑うから、楽しい。
つまり、自分から行動したときのほうが、脳が活発に活動する。
やり始めることによって、やる気がわいてくるのです。
☆頭で理解しただけで、できる?
話す技術は、頭で理解するだけでなく、身体に覚え込ませること。
頭でわかっても、体はすぐにはできません。
体が覚えるまで、反復練習です。
頭で理解しただけで、できたつもりになってはいけません。
☆教室は、失敗ができる場
教室は、失敗ができる場です。
ここでの失敗は、恥ずかしいことではありません。
それは、失敗ではないのです。
なぜなら、うまくできるよりも、失敗するほうが学ぶことが多いからです。
失敗しながら覚えていきましょう。
失敗をばねにする人が成功します。
本当の失敗とは、あきらめてしまうことです。
スピーチに自信がない人は
スピーチに自信がない人は、最初のうちは、原稿を覚えて話してもいいです。
もし、スピーチの途中で真っ白になったら、思い出すまで、粘ってみましょう。
☆原稿の丸暗記のダメな点
◦原稿に書くと、書きことばになる。 |
◦丸暗記すると、途中で忘れたとき、真っ白になる。 |
◦頭の中の原稿を読むので、読み調子や一本調子になる。 |
スピーチは、最初は丸暗記でもいいですが、いつまでも丸暗記を続けていると、話し方は上達しません。
一字一句そのまま話すのは、少しずつやめていきましょう。
☆最初は、丸暗記でもいいけれど ・・・
絵も浮かべながら話そう
スピーチは、原稿の丸暗記でないとできない人は、最初はそれでもいいです。
ただ、頭に文字だけを浮かべて話すのではなく、話の内容の絵や映像も浮かべながら話してください。
この練習が、あとから、とても重要だとわかります。
最近の体験談がいい
話の内容は、最近の体験談にしましょう。
これが一番、絵や映像を浮かべて話すことができるからです。
☆スピーチは、最初は苦しくても ・・・
ランニングの初心者は、走り始めが苦しいです。
「苦しい」「つらい」「やっぱり無理」のくり返しです。
そこを頑張って続けると、ラクになります。


スピーチ(人前での話)も、ランニングと同じです。
最初の苦しいところを乗り越えると、ラクになります。
苦しいのは、いつまでも続きません。
最初の段階で、やめると、できないままです。
☆スピーチが下手な人ほど ・・・
「考えてこなかった」では、上達しない
スピーチが下手な人ほど、準備も練習も足りません。
「考えてこなかった」では、上達しません。
スピーチに自信がない人は、30秒くらいの短いスピーチから始めましょう。
「うまい人ほど、練習をしている」と、よく言います。
スピーチも、うまい人ほど、見えないところで、準備と練習をしています。
☆話す内容よりも、話し方を優先しよう
最初のうちは、話す内容よりも、話し方を優先しましょう。
①よく知っていることのみを話す。 新たに覚えることが多い話は、それを話すだけで、一杯一杯になります。 話し方まで、気が回りません。 |
②ためになる話でなくていい。 ためになる話をしようと思うと、話の材料に困ります。 |
③同じ話でもいい。 同じ話をすると、テンションが下がる人がいます。 前よりも、少しでもうまく話すのです。 |
☆複数を同時には、男性のほうが苦手
新たに複数のことを同時にすると、うまくいきません。
それは、脳がついていけないからです。
複数を同時にするのは、女性よりも男性のほうが苦手です。
できないことは、分けて練習するのです。
少しずつできるようにしましょう。
☆文が長いと、話がわからなくなる
文が長いとは
「~けれど」「~て」「~ので」などで、文(センテンス)をつなげること。
長い文
⇒ ダラダラ聞こえる 話がわからなくなる
文の途中では、意味が決まらない
日本語は、1つの文を句点「。」のところで理解します。
文の途中では、意味が決まりません。
意味が決まらないまま、次々と文をつなげて話すと、話がわからなくなります。

「〇〇という店は、パスタがおいしいと評判で、シェフは元有名ホテルの料理長ですけれど、予約がなかなか取れないんですけれど、先日食べに行くことができました」
1つ話したら、早めに「。」にする。
「。」のところで意味が決まり、理解できます。
話がよくわかります。
「〇〇という店は、パスタがおいしいと評判です。シェフは元有名ホテルの料理長です。予約がなかなか取れないんですけれど、先日食べに行くことができました」
☆人前で声が震えるのは、息が弱いから
簡単に言うと、息を声に変えています。
人前で声が震えるのは、息が震えるからです。
息が弱いのです。
息がしっかり出せたら、気持ちが震えていても、声は震えません。
腹式呼吸で、息を長く吐く練習をしてください。
このとき、息を全部吐き切ることが大切です。
息がしっかり出るようになると、声は震えなくなります。
☆スピーチの最初と最後を決めておく
話す内容を決めておけば、緊張を少なくすることができます。
そして、初心者は「この言葉で始める」「この言葉で終わる」も決めておきましょう。
「切り出し」を決めていないと、テンションの低い始まりになります。
「結び」を決めていないと、終わりがダラダラします。
最初と最後の言葉を決めておくと、スピーチがラクになるのです。
聞き手を引きつける切り出しの言葉を思いつくようになると、スピーチが楽しくなってきます。
☆少し頑張れば、できることを積み重ねる
今、できないことばかり考えたり、やろうとする人がいます。
頑張ってもできないことは、できないのです。
少し頑張れば、できそうなことをする。
できることを一段ずつ上がっていけば、目標に近づけます。
☆イヤイヤでは、脳の働きが悪くなる
嫌いだと思うと、上達しません。
脳は、イヤなことはやりたがらないのです。
脳の働きが悪くなって、上達が遅くなります。
前向きでやると、脳が活性化し、上達が早くなります。
☆練習が、失敗や緊張をおさえる
最初の段階の練習は
①何回もスピーチする。
②次に、鏡の前で、表情をチェックしながら、スピーチする。
練習で、慣れていく
練習をくり返すと、話す内容に慣れていきます。
話すことにも、慣れていきます。
「慣れる」は、失敗や緊張に大きな効果があります。
声を出せないときも、小さい声や頭の中で練習をしましょう。
☆場数と、技術を覚える
泳げるようになるには、数多く水に入ることと、技術を覚えることです。
スピーチも、技術を覚え、一人で練習したあと、3人の前でもいいから、人前で話す。
これを繰り返します。
そして、成功した経験を増やしていくと、自信がついていきます。