表情・視線
目次
☆表情は、話すときも聞くときも大切
表情豊かな話し方は、話に引きこまれます。
表情豊かな聞き方は、話しやすいです。
表情は、話すときも聞くときも大切です。
☆年を重ねるほど、まじめな顔は怖く
年を重ねるほど、口角が下がり、まじめな顔は怖く見えます。
不機嫌ではないのに、意識をしないと、顔は不機嫌に見えるのです。
顔の筋肉は、思うほど動いていない
口角を上げるといっても、顔の筋肉は思うほど動いていません。
自分では笑顔のつもりでも、他人から見ると笑顔に見えないことがあります。
口角を上げるのは、自分で思う倍くらいが目安になるでしょう。
☆1年たつと、いい顔になる
鏡を見ながら、口角を上げる練習をする。
素敵に見える表情を、筋肉に覚えさせるのです。
1年練習していると、いい顔になります。
そして、声もよくなります。
☆口角を上げると、こんな いいことが!
○声の通りのいい、明るい、感じのいい声になる。 |
○表情がよくなり、いい顔になる。 |
○かつぜつがよくなる。 |
○あがりにくくなる。 |
○脳が活性化する。 |
口角は、なかなか難しい
口角を上げると、いいことがたくさんあります。
ただ、口角を上げながら話すのは、なかなか難しいです。
すぐにできる人は、あまりいません。
録音や録画でチェックしながら、練習しましょう。
☆どんな表情で、話していますか?
表情がよくなると、声もよくなる
表情がよくなると、声も、感じのいい声になります。
つまり、表情と声が、同時によくなるから、その人の印象がまったく変わるのです。
表情をビデオで、チェックしよう
自分の表情は、自分で見ることができません。
それで、教室ではビデオに録画して、話し方や表情のチェックをしています。
前の録画と比較すると、上達もわかります。(ビデオは、ご希望の方のみ)
顔は遺伝だが、表情は遺伝ではない
「気持ち」 が表情に出るのですが、表情筋がおとろえていると、①のように表情がとぼしくなります。
まず、②と③の表情をつくれるようにしましょう。
顔は遺伝ですが、表情は遺伝ではありません。
表情は、努力するか しないか です。
☆会話で、相手の目を見るのが苦手な人は
会話で、相手の目を見て話すことが苦手な人は 多いです。
相手の目のまわりをぼんやり見る
相手の目を見るのが苦手な人は、相手の目のまわりをぼんやり見ましょう。
目と目の間を「ふわっ」と見るのです。
これで、相手の目を見るときの緊張が少なくなり、柔らかな視線を送ることができます。
そして、目のまわりをぼんやり見て、ここというところでは、黒目を見るのです。
☆適当に視線を外して、うまく強弱を
人と話すときは、「相手の目を見て話す」がマナーです。
しかし、じっと目を見続けると、相手に圧迫感を与えます。
自分も緊張することがあります。
そこで、適当に視線を外して、うまく強弱をつけましょう。
☆ここぞというときは、相手の目を見よう
ふだんのおしゃべりなら、それほどアイコンタクトを気にしなくてもいいです。
しかし、説得する場面など、ここぞというときは、しっかりと目を合わせましょう。
信頼できる人かどうかの大きな判断材料になるのが、アイコンタクトです。
○自分の考えを伝えたいとき
○忘れてほしくないとき
○相手が、こちらの目を見ようとしているとき
こんなとき、しっかり相手の目を見ましょう。
力強いアイコンタクトは、相手に信頼感を与えることができます。
☆スピーチでの視線の配り方は?
ワンセンテンス・ワンパーソン
スピーチで、視線の配り方がわからなければ、「ワンセンテンス・ワンパーソン」から始めてください。
一人を見て 一つの文を話し、別の人を見て 次の文を話します。
これが、基本になる「ワンセンテンス・ワンパーソン」です。
慣れてきたら、変化をつけよう
基本は大事ですが、ずっとこれでは、機械のようになって 不自然です。
慣れてきたら、適当に変化をつけましょう。
1人の聞き手を見る時間 ⇒ 3~5秒が目安
短すぎると、語りかけている感じがしません。
長すぎると、お互いがつらくなります。
☆スピーチで、アイコンタクトの練習を
スピーチで、アイコンタクトの練習をしましょう。
①聞き手を見て話す 「1つの文を1人見て話す」から始めます。 慣れてきたら、句読点を目安に、視線を変えます。 |
②聞き手の反応を見る 聞き手を見るだけでなく、反応も見て、スピーチしましょう。 反応を見ると、そこに いい「間」もできます。 |
③聞き手に目でも伝える 「わかりますか?」「どう思いますか?」などを、目でも伝えます。 この練習をすると、目でも話すことがうまくなります。 目でもコミュニケーションできるようになります。 |